IPFS技術

Filecoin(ファイルコイン)のIPFSは何が出来るのか?5つの分野を紹介

Filecoin(ファイルコイン)は、画期的なファイル保管の方式であるIPFS(InterPlanetary File System)ネットワークを自立分散的に維持し、拡大するための仕組みです。ファイルの保管先に対し、暗号資産のインセンティブを出すことによって、これらの仕組みを実現します。

Filecoin(ファイルコイン)のIPFSは何が出来るのか?

では、IPFSは実際にどのようなユースケースになるのか、その用途を紹介していきます。注意していただきたいのは、これはIPFSのユースケースであって、必ずしもFilecoinのユースケースに当てはまらないということです。

今回はIPFSのユースケースその1として、5つの分野を紹介します。

①ファイル共有
②コラボレーション
③データー資産の保管
④インフラストラクチャとしての利用
⑤ストレージ使用量の削減

では、それぞれ説明していきます。

①ファイル共有

ファイル共有は、利用者間でファイルを共有する方法で、IPFSの最も簡単なユースケースです。

例:IPFSが公式でリリースしているIPFS Desktopでは、IPFSのノードにファイルをアップロードし、特定の誰かと共有するためのリンクを発行することができます。

Arboreは、無料のオープンソースのファイル共有アプリケーションで、写真、ドキュメント、ファイルを連絡先に無制限に私的に送信することができます。


IPFS Desktop

コラボレーション

コラボレーションは、誰かとオンラインで共同作業することを指します。

例:PeerPad.orgは、ドキュメント編集の共同作業をすることができるサービスです。複数の編集者が、ブラウザ上からMarkdownドキュメントを共同編集することができます。

Berty.techは、サーバーを必要としないメッセージングのアプリケーションです。デバイス間で直接接続が確立されます。


PeerPad.org

データ資産の保管

データ資産の保管は、著作物や資料などの有用なデータを保管する用途です。

例:D.Tubeは、SNS用のSteemブロックチェーンを利用した動画投稿サービスです。動画はブロックチェーン上に保管することができないため、IPFSを使います。Decentralandは、ブロックチェーンを利用した仮想世界のゲームです。すべてのアセットがIPFS上に保管されます。


DTube

インフラストラクチャとしての利用

IPFSは、データを画期的に安全に保存できる技術で、裏では複雑な仕組みが動いています。しかし、実際に利用する側はそのようなことを一切感じることなくIPFSを利用することができます。

例:CDN(コンテンツ配信ネットワーク)は、利用者に物理的に近い場所にコンテンツを保管・配信できるネットワークです。IPFSは、よく使われるものがキャッシュされていくため、CDNとして動作します。

NPM(パッケージ管理ツール)は、IPFSにミラーリングされており、専用クライアントを使用するとIPFSからパッケージを引っ張ることができます。これにより、ネットワークトラフィックにかかるコストを削減することができます。


CDNなし(左)とCDNあり(右)の概念比較

ストレージ使用量の削減

IPFSでは、重複データを削除することができるため、結果的にストレージ使用量を圧縮することができます。

例:テレメトリデータ*1は、データが構造化されており重複している部分が多くあります。IPFSの重複排除技術により、ストレージ使用量を削除できます。

*1テレメトリデータ:ソフトウェアやアプリケーションがパフォーマンス改善や品質向上を目的として収集するユーザーの利用状況データ。

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