IPFS技術

【Filecoinの活用事例】米国大統領選挙のアーカイブでも使用

Filecoinでは、ストレージのファイルシステムにIPFSを使用しますが、IPFSそのものはFilecoinを使わなくても構築が可能です。しかし、Filecoinのメリットはストレージの管理組織が中央集権的ではないため、ストレージ提供者がファイルのアクセスや削除権限を持たないことにあります。つまり、検閲や公権力による削除を避ける場合、Filecoinは現実的な選択肢となります。

78 Daysでは、Reutersのフォトジャーナリストが撮影した、2020年11月の米国大統領選挙から2021年1月の就任までの78日間が公開されています。

※写真の右上に「!」マークがあるので、そちらをクリックすると、提供元や、FilecoinCIDのブロックチェーン情報が一覧で表示されます。

これらのアーカイブは、Content Authenticity Initiativeの協力により実現し、ReutersやFilecoin、Adobeが主導しました。

アーカイブの作成にあたり、最初に写真ごとにユニークなデジタル指紋が付けられた上で、FilecoinのIPFSネットワークに保存されました。また、ファイルの付帯情報はパーミッション型ブロックチェーンであるHyperledger Fabricに記録されました。Hyperledger Fabricは、暗号資産を使わない特定組織のみが利用できるブロックチェーンになります。またHedera Consensus Serviceにより、メッセージが不変かつ検証可能である記録が作成されました。

このユースケースでは、Filecoinをはじめとする技術の組み合わせにより、その記録が確かであることを検証できるようになります。

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