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Filecoin(ファイルコイン)のSpace Race2の概要とは?

Filecoin(ファイルコイン)は、”メインネットへの点火”を意味するイグニッションフェーズに入り、メインネットの開始が予定されるエポック14,888(10月15日見込み)に向けて動いています。

2020年10月1日現在、Filecoinの公式イベントSpace Race 2(以下、SR2)がテストネット上で開催されています。これがFilecoinのメインネット開始前の最後の大きなイベントになり、この結果がメインネット開始時のマイナーのマイニングパフォーマンスに響いてくることになります。

この記事では、SR2がどのようなものなのかを解説します。まず前提として、SR2は2つのトラックで構成されています。

それが、下記の2つです。

マイナー向けのトラックである「Orbital Burn」(オービタル・バーン)
アプリケーション開発者向けの「Slingshot」(スリングショット)

では、それぞれ説明していきます。

マイナー向けトラック「Orbital Burn」

Orbital Burnは、9月15日に終了したマイナー向けのイベント、Space Race(以下、SR1)を引き継ぐ形で、9月15日から10月6日にかけて開催されます。

SR1では、Filecoinネットワークにより多くのストレージ容量を提供することに焦点が当てられていましたが、SR2 Orbital Burnでは、テストネットで獲得したブロック報酬とガス料金が評価に影響することになります。つまり、SR1で重視されていたストレージ容量は、Orbital Burnでは評価の対象にならないということです。

Orbital Burnでマイナーに求められるのは、正確にデータの保管・検索処理ができることであり、マイニングを成功させることです。

Orbital Burnでは、SR1より実際のメインネット環境に近い状況でマイニング行われます。具体的には、後述のSlingshotで発生するデータをマイナーが保管することになります。SR1のときに実施されていた、レース用ボットからデータの処理リクエストが送られるのとは異なり、実際に人間が利用している状態で発生した処理リクエストをマイナーが受け付けることになります。

Orbital Burnの入賞者には、SR1以上に魅力的な賞金が用意されています。まず、マイナーはテストネット上で獲得したブロック報酬とガス料金を獲得することができます。これはテストネットで獲得したすべてのFILにはならず、実績に応じて賞金プールから払い出されます。

さらに魅力的なのが、テストネットのセクター(Filecoinのデータ保管単位)と、テストネットでマイニングするためにデポジットしたFILをメインネットに移行できる点です。通常、メインネットでマイニングを行うためには、マイナーがFILを調達して、ネットワーク上にデポジットしなければなりません。

そして、取引が完了したシール済みのセクターの実績が積み上がっていくことで、次第にマイニングが有利になっていきます。これは、時間を要するプロセスです。つまり、Orbital Burnに入賞をすることで、メインネット開始時に最初から有利な状態でマイニングを開始することができるため、テストネットのセクターやデポジットを移行できるインセンティブは、マイナーにとっては喉から手が出るほど欲しいものになります。

クライアントやアプリケーション開発者向けトラック「Slingshot」

SR2 Slingshotは、Filecoinネットワークを利用するクライアントやアプリケーション開発者向けのトラックです。9月24日から10月15日にかけて開催され、参加者はできるだけ多くの有効で価値あるデータをFilecoinネットワーク上に保管していきます。

しかし、Slingshotは誰でも参加できるわけではありません。参加者は、FilecoinのSlackワークスペースに参加してプロジェクトを開始し、最初のトランザクションを完了させた後に、登録フォームからエントリーします。そして、コミュニティレビューに合格する必要があります。レビューを行う審査員は、Filecoinのプロジェクトメンバーの他、マイナーなどのFilecoinエコシステム構成員から選出されています。

Slingshotは、2つのフェーズに分かれています。第1フェーズは、合計1 PiBのデータをネットワークに提供し、第2フェーズでは、その規模を合計10 PiB以上に拡張していきます。これらのデータ容量は、Slingshot参加者が生み出したデータの合計容量を指しています。

そしてSlingshotの賞金総額は、合計容量の大きさに応じて払い出しされるため、個々の参加者が頑張ると全体が得をする仕組みになっています。

Slingshotの途中経過は、Slingshotのページから確認できるようになっています。

Orbital BurnとSlingshotのいずれの入賞者も、賞金が6ヶ月にわたり徐々に配布されることになっています。特に、Orbital Burnの結果はマイニングサービスのROIに直結するため、投資家はその動向を注視しておくと良いでしょう。

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