IPFS技術

IPFSのユースケース拡大 – ブラウザの「Brave」のIPFS対応

2021年1月、月間2400万アクティブユーザーを誇るBraveブラウザはIPFSとの統合を発表しました。

現在私たちが利用しているWebページの閲覧では、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)というプロトコル(通信方式)が使われています。HTTPの歴史は古く、プロトコルが策定されたのは1991年になります。

当時は、分散されたコンテンツにアクセスするという前提はありませんでした。そのため、HTTPでは場所をベースにして情報にアクセスしにいきます。例えば「サーバー filecoin-jp.com にある index.html のファイルを取得する」といった方式のアクセスを行います。

IPFSは、HTTPと異なるアクセス方法を行います。前提として、IPFSではファイルがあちこちに分散保存されます。そのため、HTTPのように場所をベースとしたアクセスはできないようになっています。

その代わり、IPFSではファイルをベースにして情報にアクセスしにいきます。IPFSでは、ファイルを識別する方法としてハッシュアドレスを利用します。例えば、index.html のハッシュアドレスが aaabbbcccddeeff となっている場合、「ハッシュアドレス aaabbbcccddeeff にアクセスして index.html のファイルを取得する」ということを行います。

IPFS上のコンテンツに直接アクセス可能に!

今までは、IPFSのコンテンツにアクセスする場合、WebブラウザでいったんHTTPを使い、IPFSゲートウェイにアクセスし、そこからIPFSのコンテンツにアクセスする必要がありました。今回の統合により、Braveブラウザの利用者は「ipfs://<URI>」を使い、IPFS上のコンテンツに直接アクセスできるようになります。

▼今までのアクセス方法の例:IPFSゲートウェイ経由
https://ipfs.io/ipfs/bafybeifx7yeb55armcsxwwitkymga5xf53dxiarykms3ygqic223w5sk3m

▼新しいアクセス方法の例」IPFS上のコンテンツに直接アクセス
ipfs://bafybeifx7yeb55armcsxwwitkymga5xf53dxiarykms3ygqic223w5sk3m

IPFS上のコンテンツに直接アクセスできることにより、利用者は検閲回避や高速アクセスのメリットを享受することができるようになります。

今までは、IPFS上のコンテンツにアクセスするためにはIPFSゲートウェイを使う必要があり、IPFSゲートウェイへのアクセスが検閲され遮断されてしまうと、情報が閲覧不可になるリスクがありました。しかし、IPFS上のコンテンツに直接アクセスできれば、もはやIPFSゲートウェイは関係ないため、検閲を回避することができます。

また、IPFSは仕組み上、近い場所にあるファイルにアクセスしにいくため、従来のようなサーバーの混雑に巻き込まれる可能性が大幅に低くなります。

2021年1月21日現在、IPFSへのアクセスに対応したBraveブラウザはデスクトップ版のみになります。デスクトップ版であれば、前述の例のアドレスにアクセスすることができるようになります。是非お試しください。

Braveブラウザのダウンロード先:https://brave.com/ja/

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